初心者が考えがちな「Linuxの普及しない理由」
題名のような、テーマの記事があった。
http://d.hatena.ne.jp/KoshianX/20080814/1218676570
こういうテーマは、若干興味があるので、自分なりの感想を書こう。
1. キーバインドがWindowsと違う
2. Windowsアプリが動かない
3. インストールが難しい
4. ドライバが少ない
5. コマンドラインで操作しないといけない
6. 設定が初心者には難しい
どれも言っていることは正しいと思う。
キーバインドがWindowsと違う。
やはり、コピペ(Ctrl+C, Ctrl+V)になれた人にとってみたら、
vimの(yyでヤンク、pでペースト)とか言うのを新たに覚えるのは大変なのでしょう。
Emacsの(Ctrl+XS)とかも。
逆に、vimに慣れてしまった人は、Windowsのキーバンドは面倒で耐えられない。
たとえば、わかりやすい例でたとえたら、100行コピーするのに、
「何俺は、コピーしてから、Ctrl+Vを100回も連打しているんだ!vimなら、yy100pで100行コピーなのに!」
とか。
Windowsアプリが動かない。
あと、Windowsアプリが動かないのも致命的。逆にLinuxに詳しい人は、LinuxアプリがWindowsで動かないのが致命的。
でも、Linuxアプリは、Windowsに移植されているのが多い。(vimとかvimとかvimとか。)
インストールが難しい。
これも真理である。ただし、これは以前と比べたらはるかに簡単になった。
というか、昔はマウスでインストールできなかった。
今は、たぶん誰でもインストールはできてしまうと思う。
そもそもKNOPPIXとかあるし。
むしろ、このインストールが難しいは、(Windowsとデュアルブートさせる形式でインストールするのが難しい)
と言い換えたほうがよいかもしれない。
実はこれも、fdisk よりも楽なdisk druidがあり、さらになんと今ではマウスでパーティション設定できるのがすばらしい。
個人的にWindows がntfsになったことが致命的である。
あと、Windowsがプライマリマスタしか起動できない。
あと、Linuxから、fat32はできても、ntfsを書き込み形式でマウントできない(今はできるのかなぁ)
ドライバが少ない
これも真理。普通に使う分には困らないが、USBカメラとか本当に泣けてくる。
逆に、制御装置などをいじくる場合は、Windowsのドライバが提供されてない。これも泣ける。(嘘です)
コマンドラインで操作しないといけない
慣れてない人にとってみたら、GUI操作よりも楽。
慣れるとGUI操作のほうが楽。
これはLinuxでも一緒。コマンドラインがいいなら、LinuxにX Window Systemを入れる必要はない。
``いや、OFFICEとかメールとかには必要''とかいう反対意見も、
Office=>pLaTeX サンダーバード=> mail
というコマンドがある。
ただ、Windows Vistaの設定のややこしさは、本当に切れそうになる。
こういうことしたかったらこういう命令を打て。というのがほしい。
Power Shellを作ったんじゃないのか?といいたい。
設定が初心者には難しい
何でも設定できてしまうのが逆に難しいのであろうか。
確かに、インストール時に、いきなり、IPアドレスとか、サブネットマスクとかゲートウェイとか言われてもなぁ。
というか、スーパーユーザって何?とかなるでしょう。
結論。
Linuxが普及できない理由。それは、Linuxが一般向けに実装されていないからと、ソフトウェアが一般向けに提供されていないからである。
たぶん、これを乗り越えると、一歩前進。
今たぶん、これをがんばっているのだと思う。
特に、USBメモリをさしたとき、自動的に認識して本当にびっくりした。
以前は、
$mkdir /mnt/usb $mount -t vfat /dev/sda1 /mnt/usb $cd /mnt/usb $ls -al
とかしてたのに。
あと、JustSystemがんばれ。
次の問題は、ディストリビューションが多すぎることである。
いや、ディストリビューションが多くてもよいが、ある程度特化したもの以外の
汎用的なディストリビューションでインストール方法に差があることが大きな問題である。
そういう意味では、志向性がぜんぜん違うので、もう分化したらいいじゃん。
と思う。