学校ファイルサーバ
というわけで、今日も学校へ行ってきた。
休みが欲しい・・・。
M田先生から
今ファイルサーバにしているパソコンが壊れても、いいように、
別のサーバ作って。今あまっているパソコンは、PTAの昔のパソコン。
予算は三万円まで。
といわれたからである。
昔のパソコンの仕様。
Pentium III 667 Mhz.
メモリ 128*2=256MB
ビデオメモリ8MB.
当然、予算三万円では、Windows を使うわけには行かない。
学校のIT担当者ならば、誰でも知っているとおもうが、
Windowsは、10人までしか同時にアクセスできないのである。
それをたくさんの人数でアクセスできるようにしようと思えば、
CALといって、クライアントアクセスライセンスとかいうやつを
取得しないといけないのである。
同時にアクセスする人は、そんなにいないとおもうかもしれないが、
10人というのが、なかなか厳しい。
まぁそれじゃあウチの学校は、30人前後なので、25人(25CAL)程度なら
いいか。とおもってWindows Server 25 CALを買おうとすると、
http://www.yodobashi.com/enjoy/more/i/49460430.html
一応アカデミック。
鼻血ブーな値段である。
じゃあ、10CAL2つだ。とおもうと。これの2倍。
http://www.yodobashi.com/enjoy/more/i/49460259.html
当然、普通のWindowsでもファイル共有はできる。ただし10人まで。
というわけでWindowsサーバは選択肢から消えた。
次。PC-UNIX Solaris 10
メモリが128MB*2で、256MBしかなく、実用に耐え切れなかった。
次。Fedora Coreも考えたが、学生のころ、
Red Hat Linux9でメモリが足らず暴走させた経験があるので、
Vine Linux。2週間くらい前に、K6-2 300MHzにVine 3.2が入ったので、
これはいけるだろうとおもい。導入。
すんなり入った。
次。Webサーバとして立ち上がるかどうかチェック。
標準で立ち上がっている。
次。ファイルサーバとして立ち上がるかチェック。
無理。どうやらインストールされていないみたい。
学校指定のパソコンではないので、インターネットにつなげることが禁止されている。
仕方が無いので、SRPMSでインストールすることにする。
http://ftp.kddilabs.jp/pub/Linux/packages/Vine/Vine-3.0/SRPMS/SRPMS/
にある、
samba-2.2.9.ja.1.0-0vl3.src.rpm
をダウンロード。でもまてよ。このサーバマシンは、余ったUSBポートがないぞ。
どうやってデータを送るんだ?
どうやらsshdが生きているみたいなので、scpすることにした。
その後、rpm -ivh samba-2.2.9.ja.1.0-0vl3.src.rpm
してあげて、
./configure
make
make install
してあげると、何だか変なところにコピーされたみたいだが、インストールが完了した。
まだまだ戦いは続く。
次。サンバアカウントを発行するが、エラーがはじかれる。
smbpasswdが見つからないといわれる。
仕方ないのでupdatedbした後、locate smbpasswdすると、
発見できるので、シンボリックリンクをはる。
そしたらうまくいった。
しかし、サンバの初期設定では、WindowsのユーザーIdとパスワードと、
サンバに登録されているユーザIDとパスワードが一致していると、
すんなり表示されるが、それ以外の場合、ログインの要求をしてくる。
そこで、Windows見たいに、セキュリティぼろぼろにするためにはどうしたら
よいのかを考えた。
どうやらsamba.conf の[GLOBAL]の中に、
security=share
guest ok = yes
map to guest = Bad User
を加えればよいみたい。
http://www.geocities.jp/unixlinuxwindowsmac/other/linux/smb/samba02.html
これでやっと完成。
誰もがアクセスできるファイルサーバになった。
Windowsのファイル共有レベルにはなった。
さらに、機能を追加する。
PHP言語を入れたい。PHP5を入れることにした。
apt-get intall ができないので、数時間もかかったが、なんとかインストール成功。
次。このマシン、ディスプレイが与えられていない。とりあえず今は、借り物ディスプレイ
仕方がないので、LAN回線を利用して、
画面を遠隔操作する方法を考える。
というか、無料でしようと思えばVNCしかない。
ので、またもや、Vine Plusで、vncserverをダウンロードして、インストールする。
VNCとは、こんなことができるソフト。
例えばこれはWindowsから、MAC OS Xを操作している。
かなり簡単に設定完了。GNOMEで立ち上げたい人は、~/.vnc/xstartup
をいじる。2,3行目のコメントをはずせばよい。
とりあえず、ここでお腹がすいたのでかえる。
明日は、ファイルサーバに障害が発生しても復旧できるようにする。
あまったHDDが合ったので、(20GB)
なんちゃってRAIDを組みたい。
つまり、Linuxが入っているものとは別に、HDDを追加する。
それを自動認識させ、夜中の3:00になったら、
二つのHDDにあるデータを比較して、変更されているファイルだけを、
上書きコピーするようなことをする。
言葉で言えば難しいけれども、Linuxで言えば、
rsyncと、cronの組み合わせで簡単にできる。
ちなみに、新しいHDDの認識は、/etc/fstab
をいじること。